#子育て
【こんなサインがあれば産後うつかも?】予防法や改善策もご紹介
妊娠・出産経験があるママならば“産後うつ”という病名を1度は聞いたことがあるでしょう。
「私がなるわけがない」と思うかもしれませんが、厚生労働省の平成25年度の調査では9.1%の経産婦が産後うつ病の疑いが高いという統計結果がでていて、決して人ごとではありません。
そこでこの記事では、産後うつになっている時のサインや対処法などをまとめました。
産後うつってどんな病気?
産後すぐは慣れない育児や睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどによって感情の起伏が激しくなることは多くのママが経験します。
それはマタニティブルーといわれる変化で産後3日〜2週間程度で落ち着くので、あまり心配はいりません。
しかし、産後数週間から数ヶ月に渡り、育児や日常生活に支障が出るほどの症状がある場合は産後うつの可能性があります。
また、初産の方が発症しやすいという訳ではありません。本人はもちろんパートナーや家族も「経産婦だから大丈夫だろう」と思わず、産後うつのサインを見逃さないことが大切です。
こんな症状があったら産後うつかも?
産後うつになるタイミングや症状は人によって異なりますが、以下の項目に多数当てはまる場合は、産後うつを発症している可能性があります。
- 不眠
- 涙もろくなる
- 食欲不振や吐き気
- 疲れやすい、倦怠感が抜けない
- やる気や生きる気力が沸かない
- マイナス思考や自己嫌悪が激しい
- 不安感が強い
- 決断力の欠如
- ちょっとしたことでイライラする
- 赤ちゃんに興味が持てない、可愛いと思えない
出典:広島市あんしん子育てサポートサイト「出産後の心身の健康」、ともクリニック浜松町「産後うつ」
産後うつの予防法とは?
産後うつを予防するには、ママ本人とパートナーや家族の両方が協力する必要があります。
ママ本人は、
- 産後の体調が回復するまではしっかりと休息をとる
- 完璧を求めず、手を抜くところは抜く
- 辛いことや大変なことは相談し、家族と役割分担をする
里帰りをしない場合やパパの仕事が忙しいと難しいこともありますが、ファミリーサポートを申し込んだり、お掃除ロボットや電動のハイローチェアなどの家事や育児が楽になるグッズを使ったりすることでママの休息時間を確保しましょう。
パートナーや家族は、
- ママの話をしっかりと聞き、ママの感情を理解する
- 無責任なアドバイスや無理強いをしない
- 積極的に家事育児に参加する
産後うつのサインにママ自身が気づいてない場合も多いです。家族が日頃からママの話に耳を傾けていればその変化にいち早く気が付けるはず。
また、積極的に育児に参加し、ママの睡眠時間や休息時間を確保してあげてくださいね。
「産後うつかな?」と思ったら
産後うつはママの気力でどうにかなるものではないので、専門の機関や病院に相談し適切なカウンセリングや治療を受ける必要があります。
産後うつの治療をうける場合は、精神科や心療内科がいいでしょう。とはいえいきなり精神病院を受診するのはハードルが高いと感じる方も多いと思いますので、まずは出産をした産婦人科で相談をするのもひとつの手です。
また、「産後うつかもしれないけど、病院にいくほどではない」など、軽度な場合やまずは誰かに相談をしたいという場合は、各市区町村で設けられている産後のママをサポートする相談窓口に問い合わせをしてみてください。
福岡市中央区の方は、中央区 保健福祉センター 地域保健福祉課(TEL 092-718-1108)で相談ができます。
産後うつは誰でもかかりうる病気だと知ろう
「私は大丈夫」「うちの妻に限って」と思う方もいますが、産後うつは誰でも発症する可能性があります。それを理解して事前に産後うつの症状や対処法をしっかりと学ぶことで、早期発見し適切な行動ができるでしょう。
もし、ご自身やパートナーが「産後うつかも?」と思った時はできるだけ早く専門機関に相談してくださいね。
藤永瞳
4歳と2歳の姉妹を育てながらフリーライターとして働く兼業ママです。甘いもの、映画鑑賞、ネットショッピング、わんこが大好きです!
ライター紹介
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