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2024.02.16
#子育て

悪魔のイヤイヤ期を乗り切るために、ママが気をつけたいこと

魔の2歳児、悪魔の3歳児、天使の4歳児。イヤイヤ期のことをこのように表現されますが、みなさんのお子さまはいかがですか?

3歳児は2歳児と違い、認識がしっかりしていて少しのごまかしもききません。イヤイヤ期のピークは2歳児と言われていますが、知恵もついてきた3歳児のイヤイヤ期も非常に厄介なものです。

今回は、そんなイヤイヤ期を乗り越えるための対処法を体験談を交えながらご紹介します。

失敗!やってしまったイヤイヤ期への対応

イヤイヤ期ピークの様子

一番多かったのは「公園やスーパーから帰りたくない」というイヤイヤ。道の真ん中で仰向けになり、泣きながらジタバタしている子どもを見かけたりしますよね。

何度「帰ろう」と伝えても「イヤー!」と言ってママの言葉は無視して遊び続けます。泣き叫ぶ子を無理やり抱えて帰るママも見かけますね。

「まさか自分の子がそんなことをするとは思ってもなかった」というママも多いでしょう。

「もう知らない」は子どもへのNGワード!?

「もう知らないよ、ママひとりで帰るね」と言ってしまうこと、ありませんか?

ママから子どもへの「もう知らない」は、子どもにとって親から見放されてしまったと絶望を感じさせる言葉です。実際に見放すわけがないのですが、子どもは言葉通りに受け取ってしまいます。

「もう知らない」と言えば子どもは慌てて「帰る!」と言い出すので、ママにとってはいつのまにか楽な手段であり便利な言葉になってしまいがちです。子どもにとっては、見放されたくなくてママについて来ているだけなので、不安だけが残ってしまいます。

イヤイヤ期に効果を感じた「選ばせる」作戦

まずは、イヤと言っている理由を探ること

言葉でうまく説明できないだけで、子どもなりに理由があるのではないかと向き合うことが必要です

ある日、朝から夜までずっとイヤイヤを言い続けた我が子に、何気なく「何がイヤなの?」と聞いてみました。すると「〇〇だから」としっかりとした理由を答えられたことがありました。

「ちゃんと理由があるんだ」というシンプルなことに、やっと気づいた瞬間でした。

それ以来「イヤイヤ期だから」と済ませようとせず、ひとつひとつ何に対してイヤと言っているのかを意識するようになりました。

自分の主張をしたい子に試したい「自分で選ばせる」作戦

自分が選んだことは、子ども自身が自然な流れで受け入れられます。さらに「ママが自分の気持ちを尊重してくれた」と満たされた気持ちになります

まずは、子どもの話を聞くことを心がけたいですが、年齢的に自分の気持ちを言葉にして話すことが難しいこともあります。そんな時に試してほしいのは、「自分で選ばせる」作戦です。

たとえば、砂場でお山を作っているのに夢中で、しかも途中だから帰りたくないのであれば「お山がひとつ完成したら帰ろうか?それとも帰ってから粘土でお山を作る?」というように子どもに新しい選択肢を与えます。

すると子どもは選ぼうとします。親に言われたから帰るのではなく、自分の意志で帰るタイミングを決めるのです。

着替えをしたくない子には着る洋服を選ばせてみてはいかがでしょう。
食事を嫌がる子にはランチョンマットやスプーンをいくつか用意して、選ばせるのも効果的です。

ママは根気強く待ってあげて

正直、「自分で選ばせる」作戦は、少し手間に感じることや時間がかかってしまうこともあります。でも嫌がることを無理やりさせようとするより、子どももママも穏やかでいられる方法のひとつだと思います。

イヤイヤ期の対処法は子どもの性格によって違い、全ての子どもが「選択肢を与える」ことで解決するわけではありません。でもやってみる価値はあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

それでもダメなら、ママの気持ちも大切に

ママも人間なので、気持ちがあります。ママも子どもも気持ちが落ち着くまで、少し距離をとって過ごしてみるのもよいかと思います。

あの手この手とやってみてもよい対処法が見つからない日もありますよね。ママがイライラしたり、時には子どもへ必要以上にきつく接してしまったりすることもあるでしょう。

そんな時は一度距離をおくことも必要です。家の中であれば別の部屋に、外であれば安全で目の届くことを前提に少し距離をとった場所に、一度座ってみましょう。

ママが落ち着くと子どもの気持ちが見えてくることもありますよ。

まとめ

子どもの思いをきちんと理解することが大事とはいえ、全てに付き合っていては時間が足りません。しかし、出来る限り子どもに向き合う姿勢を示すことは、子どもの気持ちを満たすことにもつながりますので大切にしていきたいですね。

イヤイヤ期という言葉があるからこそ「一時的なもの」と救われる部分もあります。

子どもは親である私たちにとって、本当はいつでも天使です。悪魔と呼ばれるイヤイヤ期、親子一緒に乗り切っていきましょう。

海原えめ
フルタイムワーカー&4歳男児を育てるママ。幼児食インストラクターの資格を保有。楽しいことが大好きなアラフォー。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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