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1歳前の赤ちゃんはNG?離乳食で気をつけたい食材は?
1歳前の赤ちゃんに与えるには、注意が必要な食材はたくさんあります。離乳食を始める前に、NGな食材や気をつけたい食材を知り、食中毒や誤嚥などのリスクを回避しましょう。
この記事では、注意が必要な食材やその理由をまとめているので、離乳食作りの参考にしてくださいね。
食中毒の危険性も!NG食材
はちみつ
はちみつにはボツリヌス菌が含まれている可能性があり、乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあります。
ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱では死滅しないので料理に使うのも避けましょう。 また、はちみつを含む食パンやお菓子、ジュースなどもNGです。
黒糖
実は、黒糖にもボツリヌス菌がいる可能性があります。
離乳食に甘味をつける場合は、精製度の高い上白糖やグラニュー糖を少量使うと安心です。
刺身
生魚は消化が悪いため、消化不良を起こす可能性があります。また、抵抗力の弱い赤ちゃんは、細菌による食中毒も心配なので体力や免疫力がついてから与えましょう。
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アレルギーが出やすい!タイミングに気をつける食材
特定原材料
卵・乳又は乳飲料・小麦・そば・ピーナッツは、食物アレルギーの症例が多いことやアレルギーの症状が重篤なことから、量やタイミングに注意が必要です。
初めて与える時は、耳かき1杯程度のごく少量にし、少しずつ量を増やします。
また、アレルギー症状が出るのは食後30分〜2時間以内といわれているので、それを踏まえてすぐに小児科が受診できる時間に与えましょう。
果物
実はりんごやバナナ、キウイ、オレンジといった身近な果物もアレルギー症状が出やすい食材です。唇の腫れや蕁麻疹などが出た場合は、果物アレルギーの可能性があります。
熱を加えるとアレルギーを起こすたんぱく質が分解されるので、初めは加熱して与えると安心。
また、果糖が含まれるので、あげすぎにも注意してください。
誤嚥の可能性あり!避けるのがベターな食材
ナッツや豆類
噛む力や嚥下する力が十分でない赤ちゃんに硬いナッツや豆類を食べさせると、喉に詰まったり気管に入り込んだりして窒息や肺炎のリスクがあります。
3歳頃までの子どもには食べさせないようにと消費者庁からも注意喚起がされているので、離乳食で使うのは避けましょう。
消費者庁 Vol.386 豆やナッツ類は3歳頃までは食べさせないで!
弾力があるもの
たこやこんにゃくなど、弾力がある食材は噛みきれず喉に詰まりやすいので避けます。
かまぼこやちくわなどの練製品も奥歯が生えそろっていない赤ちゃんは噛み切りにくく塩分も多いので離乳食では避けるのがベター。
参考図書:最新月齢ごとに「見てわかる!」離乳食新百科
胃腸に負担がかかる!控えた方がいい食材
きのこ
食物繊維の多いきのこは、消化吸収しにくいので離乳食の初期から後期には向きません。取り入れるのであれば、完了期に入ってから様子を見ながら少量与えてみるといいかもしれません。
ただ、キノコの旨味はいい味付けになるので、干し椎茸の戻し汁を出汁に使うというのもひとつの方法です。
チョコレートやアイスクリーム
脂質や糖質が多いものは、カロリーが高く消化も悪いため、無理に与える必要はありません。基本的に、ジュースやスナック菓子などの嗜好品は、本人が欲しがらない限り与えない方がいいでしょう。
一般社団法人母子栄養協会 チョコやココアはいつから?幼児おやつレシピ
離乳食前に気をつけたい食材を知っておこう!
大人にとって栄養満点で積極的に摂りたい食材でも、赤ちゃんにとっては危険なものが意外とあります。
食中毒やアレルギー、誤嚥などのリスクを下げるためにも、離乳食を始める前にNG食材や気をつけたい食材をしっかりと確認しましょう。
今回紹介した食材は一部になります。「初めて与える食材は少量から」を基本に離乳食を進めていきましょう。
藤永瞳
4歳と2歳の姉妹を育てながらフリーライターとして働く兼業ママです。甘いもの、映画鑑賞、ネットショッピング、わんこが大好きです!
ライター紹介
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