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2021.04.16
#子育て

【ワーママ必見!】大人も子供も必要なレジリエンス力とは? 親は子にどう関わる?

はじめに

「ちょっとしたことですぐに泣く、心配になる」「すぐにすねる、落ち込む」「できないと思ったら簡単にあきらめる」…そんな子どもの姿を見て心配になったことはありませんか?
また自分自身も、仕事で失敗して落ちこんだ…といった経験はありませんか?

筆者の場合、長男がまさしくそうでした。
初孫で両家からの愛情を存分に注いでもらい、ぬくぬくと温室で育ち、ケンカの経験もなく幼稚園に入園したあの頃。思うようにいかないことがあると、すぐに気持ちが沈んでしまう長男を見て心配したものです。

また筆者自身も、仕事で失敗が続いた時に「なんて自分はだめな人間なんだろう…」と落ち込むこともありました。

親子ともに、これから先の長い人生、いいことも悪いことも、たくさんあると思います。そのなかで、辛いことが起きて落ち込んでも、立ち直ることができる「生きる力」が育ってほしいと思います。その「生きる力」のひとつとして、近年注目されているのが「レジリエンス力」です。

レジリエンスとは

レジリエンスとは、復元力、回復力、弾力を意味します。また、「精神的回復力」といった意味で解釈してみると理解しやすいでしょう。

イメージとして、台風のなかのヤシの木を想像してみてください。

激しい雨風にさらされてひどく打ち付けられている中でも、ポキッと折れてしまうこともなく、揺れてしなりながら自分の身を守ります。そして、台風が過ぎ去った後は元のように戻り、南国の強い日差しが照りつける中でも堂々とそびえ立っています。

つまりレジリエンスとは、嫌なことや自分の思いどおりにいかないことに直面しても、しなやかに対応し立ち直ることができる力を意味しています。

このレジリエンス力とは、子どももですが、仕事をする大人にも必要な力として、近年注目されているようです。

レジリエンスは誰もが持っている

レジリエンスは、子どもも大人も、誰しもが持っています。失敗したり、事故や災害に会ったり、うまくいかないことが続くと誰もが落ち込みます。
しかし、時間が経つにつれて少しずつ立ち直っていきます。

レジリエンスとは、この立ち直る力=心が折れないようにするための心の筋肉のようなものです。
この心の筋肉を鍛えることで、しなやかな心の強さを持つことができるのです。

立ち直る時、人は成長する

人は、落ち込みから立ち直る時、その経験を経て人として成長ができます。
とても悲しくつらいことがあったとき、その心の痛みを知っているからこそ他の人へのいたわりや優しさを持つことができたり、自分を支えてくれる周りへの感謝の気持ちを持ったりすることができるのです。

親と子供は似る?

親のレジリエンス力が高いと、子どものレジリエンス力も高くなるそうです。
子どもは、一緒に過ごす時間が多い親の考え方や接し方といった周りの環境に、大きく影響されるそうです。
親子で少々のことにはへこたれない強さを持ち、前向きに過ごしていきたいですね。

レジリエンスが高い子の特徴

レジリエンス力が高い子の特徴を6つ挙げていきます。

  1. 自分が好き、自己肯定感が強い
  2. 好奇心が強い、新しいことにチャレンジできる
  3. 柔軟性がある
  4. 他者を信用できる
  5. 気分にムラがなく、感情の調整力がある
  6. 目標達成まで、忍耐強く努力できる

レジリエンス力の強い子は、体も心も常に安定していて、目標に向かって前向きに頑張れる子のようですね。どんな困難が待ち受けていようとも、元気にしなやかに乗り越えていける強さを持っているようです。

レジリエンスを高めるために親が子どもにできること

よく寝、よく食べ、よく動く

「健全なる精神は健全なる身体に宿る」ということわざにもあるように、体が元気だと心も元気になります。早寝早起きをさせて生活リズムを安定させ、よく運動させて体も心も元気にし、疲れた体をお風呂で休ませ、ぐっすり寝むれる環境を整えてあげましょう。

ママが元気に笑顔で過ごす

「笑う門には福来る」といったことわざは、「笑いの絶えない家には幸福がやってくる」という意味です。まずはママが元気に笑顔で過ごすことで、子どもも安心します。

そして…。いつも頑張っているママですもの、しっかり休んでママ自身のケアもしてあげてくださいね。ママの元気パワーを作り出すには、ママの充分な休息も必要です。

愛情いっぱいに接し、「自分が好き」の気持ちを育てる

子どものいいところをたくさん見つけてあげ、たとえ苦手な部分があっても、ありのままの子どもを受けとめてそのままの子どもの姿を愛してあげましょう。ありのままの自分を愛してもらえた体験が、ありのままの自分を受け入れる自己肯定感=「自分が好き」に繋がっていきます。

自分が好きな人は、自分だけでなく他人を大事にすることができ、またつらいことがあっても立ち直る力を持っているそうです。

以前に筆者が、医師による講演会に行ったときに「子どもにたくさんの愛を注入することで、子どもが自分を好きになり、自信を持ち、前向きな心が育つ」と話されていたこともありましたよ。

なんでもやらせてみよう

「これやってみたい」「ここに行ってみたい」子どもが興味を持ったことをどんどんやらせてみましょう。そして、楽しかった経験や成功体験を増やし、「きっと楽しい」「きっとうまくいく」といった前向きな心を育てましょう。

たとえば、外に出ていろいろな遊びにチャレンジする、家でやったことのないお手伝いに挑戦してみるといったこともいいそうです。五感を使ったさまざまな体験そのものが、レジリエンス力を高めてくれるそうですよ。

おわりに

レジリエンス力について記述しました。

ワーママも子どもも、親子ともにレジリエンス力を高め、元気に笑顔で過ごしていきたいですね。

参考文献
イラスト版 子どものレジリエンス 〜元気・しなやか・へこたれない心を育てる56のワーク 上島 博

オリーブ
アラフォー主婦、もと保育士。小学生1人、園児2人を子育て中。時短・簡単・楽チンをモットーに、お金をかけずに楽しむことを模索中♪

ライター紹介

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