#子育て
「子どもを叱りすぎてしまう…」つい怒ってしまうシチュエーションと効果的なフォローの方法
毎日育児を頑張っているママさん!お疲れ様です。
今回は、つい子どもを叱りすぎてしまうママへ、叱りすぎてしまうシチュエーション、効果的なフォローの仕方、叱りすぎてしまう現状を変える方法をお伝えします。
子どもをつい叱りすぎてしまうシチュエーションとは?
子どもを叱りすぎてしまうことに悩むママへ。まずはどんな場面で叱りすぎてしまうのか現状を把握しましょう。ここでは、子どもを叱りすぎてしまうシチュエーションの例を紹介します。
ケース①朝出かける前の準備時「早く準備しなさい!」
出勤時間に間に合うように幼稚園や保育園に連れて行かないといけないのに、テレビばかり見て全く準備が進んでいない。
最初は「準備できた?」と優しく声かけ。声をかけてすぐは動き出すけど、しばらくするとまたテレビを見始めて、準備の手が止まり、全く進んでいない準備に「早くしなさい!」と最終的には爆発してしまう。
朝の限られた時間の中で、やるべきことをやらないといけないタイトなスケジュールだからこそ、ママも余裕がなく、つい声が大きくなってしまいます。
ケース②食事中「テレビ見ないでちゃんと食べなさい」
晩ご飯中にテレビがついている家庭では、食事中に最低5回は声をかけているでしょう。声をかけても効果があるのは一瞬。最後には「もう!テレビ消すよ!」と大声で怒鳴ってしまうことも多々。
「消さないで」と泣きながらダダをこねる子どもと、なかなか食べない子どもにイライラする親がいる食卓は地獄絵図です。せっかくおいしいご飯を家族みんなで食べているのに、険悪なムードが漂ってしまいますよね。
ケース③部屋が散らかっている時「片付けなさいって言っているでしょ」
家の中で遊んでいたら、おもちゃというおもちゃが全て床に放り出された状態に。ご飯やお風呂、お出かけ前に「片付けなさいよ?」と声をかけるも、おもちゃに夢中でまったく片付ける雰囲気なし。
何十回と声をかけた結果、「いいかげんに片付けなさいって言っているでしょ」と雷を落とす。こんなやり取りを毎日何十回とくり返している家庭も多いでしょう。
ケース④寝かしつけ時「遊んでいないで寝なさい」
子どもをお風呂にいれ、着替えから歯磨きまでバタバタと終わらせ、あとは寝るだけ。でもその「寝かしつけ」が厄介。
寝る時くらい叱らずに1日を終えたいと思っても、子どもが寝た後にやらなければいけない家事が溜まっているから、一刻も早く寝てほしくてイライラ。
最終的に「寝なさいって何度言わせるの!」と強めに叱ってしまい、しくしく泣きながら眠りについた我が子の寝顔を見ながら「今日もたくさん叱ってしまった」と後悔するも、また朝から「早く準備しなさい」と叱ってしまう。そんな毎日を繰り返しているご家庭も多いことでしょう。
つい叱りすぎてしまった時の子どもへのフォロー方法と伝え方
ママもパパも人間なので、ついつい叱りすぎてしまうこともあります。そんな時子どもに対して、どんなフォローが効果的なのでしょうか?
1.素直に謝る
最も大事なことは「素直に謝ること」。大人でも子どもでも間違うことはあります。間違ったことを素直に認め、たとえ相手が子どもでも「さっきは言いすぎてごめんね?」と謝りましょう。
自分が間違っていると認めることや、子どもに謝るのが苦手な人もいますが、自分の非を認めることで、子どもに謝ることの大事さが伝わります。
私自身叱りすぎてしまった時は少し落ち着く時間を作った後、「さっきは怒り過ぎてごめんね?」と伝えています。
2.なぜ叱るのか理由を説明する
叱る時は「なぜ叱ったのか」理由を説明してあげましょう。頭ごなしに「ダメ」と言われても、なぜダメなのか理解していないと、同じことを繰り返します。
「危ないから」「人が嫌がるから」「大事にしないとなくなるから」……子どもに言っても伝わらないと思わずに、根気強く伝えるのがポイント。
3.夫婦でフォロー役と叱り役を分ける
両親ともに叱ってしまうと、子どもは心の逃げ場がなくなります。パパが叱った時はママが、ママが叱った時はパパがフォロー役に入り、なぜ叱られているのか、どうしたら良かったのか導いてあげましょう。
叱っている側は冷静になれていません。夫婦で役割を分担することで、子どもから距離を取って落ち着く時間を作る効果もあります。
子どもに叱りすぎてしまう…と悩んでいるママへ
どんなママも、子どもを叱りたくて叱っているママはいません。つい叱りすぎてしまう毎日を悔やんでいるママにお伝えしたいことが3つあります。
1.必要以上に自分を責めない
私自身、検診で保健師さんに言われたことですが、「ママは必要以上に自分を責めないでほしい」と。
日々子どもとの暮らしの中で、ママは本当に十分頑張っています。長時間のワンオペ育児はママの心の余裕を奪い、ついイライラしてしまう。それは誰でも当てはまることです。
もちろん虐待は絶対にダメ。でも「今日も良いママじゃなかったな」と凹まなくて大丈夫です。
2.「怒り」をコントロールする方法を取り入れてみる
叱りすぎてしまった時に、必要以上に落ち込む必要はないですが、改善できる点があるなら、改善していきたいですよね?
そのために効果的な方法は「怒りをコントロールすること」。人間の衝動的な怒りは6秒以上続かないので、頭に血が上った時は6秒数えると怒りを抑える効果があると言われています。
3.可能な限り時間に余裕のあるスケジュールを組む
時間の余裕がないと、叱らなくてもいい場面で叱ってしまうことが多々。
子ども相手なので、いくらきちんとしたスケジュールを組んでも変更はあるものですが、可能な限り余裕をもった生活リズムを作っていきましょう。
子どもを叱りすぎてしまうことは誰にでもある!
「今日も叱りすぎてしまったな」と毎日落ち込んでいるママは日本中にたくさんいます。その誰もが毎日育児に向きあっています。
全国のママさん!自分を責めすぎず「そんな日もある」と気持ちを切り替えて、日々過ごしていってくださいね。
Saki
男の子1児のママ。読書が趣味。好きな作家は有川ひろさん。
ライター紹介
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