#子育て
お正月のあれこれが分かる!年末年始におすすめの絵本3選
のんびり過ごす年末年始に
寒さの増す12月、年末年始の休みまでもう一息!日々の忙しさに何とか耐えているワーママの皆様、お疲れ様です。
今年の年末年始は、コロナの感染状況を考えると実家への帰省をするべきかやめるべきか、各家庭で判断に悩まれているかもしれませんね。
筆者はこの年末年始は帰省をやめ、自宅にて家族でのんびりと過ごす予定にしていますが、実家に帰省しないとなると、どうにもお正月らしさも薄れる気がしています。
自分自身の子ども時代を思い返してみると、年末年始におじいちゃんおばあちゃんの家で過ごした時間は今でも懐かしくあたたかい気持ちになります。
年に一度のいとこたちとの再会や、親戚みんなでやった餅つきなど、普段とは違う生活を楽しみにしていたものです。
今回ご紹介するのは、お正月らしさを存分に感じられる絵本ですよ。
おもちのきもち
かがくい ひろし/作・絵
主人公はなんと、かがみもち!
臼の中で何度もペッタンペッタンと頭を杵で叩かれ、きょうだいたちはのしぼうでぺったんこにのばされたり、ぷっちんと手でちぎられたりしました。
ちぎられると、あんこやきなこをつけられたり、大根のおろしづけにされたり、そのうえペロリと人間に食べられてしまうので、もう大変なのです。
そして私は鏡餅。今のところは床の間に飾られ大事にされていますが、いつなんどき食べられることやら・・・ということで、走って逃げだすことにしました!
走っているとお腹がすいてきました。そういえば人間がおいしそうにおもちを食べていたなと思い出し、味見をしてみるのですが・・・。
鏡餅がおもちの味見をするために自分を食べていくのです。
さすがの発想で面白いですね!
もうすぐおしょうがつ
西村繁男/作
あたたかい絵が魅力の西村繁男さんの絵本です。
ひろくんとゆうちゃんは、お正月休みにおじいさんとおばあさんのうちへ出かけました。
おじいさんとおばあさんの家ではこれからお正月の用意をします。ガラス磨きをしたり、古い障子をはがして新しい障子にはりかえたり、ひろくんとゆうちゃんは、はりきって働きました。
12月30日には、いとこやおじさんおばさんもやってきて、一緒に餅つきをします。杵と石臼を使って、せいろで蒸したもち米をつくのです。
ついたおもちをちぎって丸めていきます。鏡餅やあんこもちを作るおばあさんやお母さんを手伝います。
大晦日になると市場へ行き、おせちの材料と年越しそばを買います。
絵本に描かれた家の様子や年末の過ごし方が、私たちパパママ世代でも知らない人もいるかもしれません。筆者は思わず懐かしいなぁと思うこともありました。
今では実家に帰省してもこの絵本のような年末の過ごし方をすることもないので、子ども時代のことを思いだしてあたたかい気持ちになりましたね。
この絵本のお話を、おじいちゃんやおばあちゃんに聞いてみると、話が盛り上がるかもしれませんよ。
十二しのはじまり
木暮正夫/文、中村景児/絵
昔あるところに、動物たちの村がありました。
ある大晦日に、歳神(としがみ)さまが動物の名前入りの歳を作ってくれることになりました。次の日の朝、いちばん早く挨拶に行った者から順に、名前がついていくとのことです。そして作る歳の数は全部で十二。
この話を知った村の動物たちは、てんやわんやの大騒ぎです。
大晦日の今からでかけてゆっくり歩いて行くことにする、という牛の話を聞いたねずみは、牛の背中に飛びつきました。
翌朝、動物たちはいっせいに駆け出していきました。
一晩中歩き続けていた牛は、もうへとへとでしたが、歳神さまの家が見えてきました。後ろから他の動物たちがせまってきていますが、牛は力をふりしぼって急ぎました。
いよいよ歳神さまの家の前に着いたと思ったら、牛の背中に乗っていたねずみが、先に歳神さまの家に飛び込みました。その後、他の動物たちも順に到着していき、十二の動物がそろいました。
猫がねずみを目の敵にして追い掛け回す理由もここに隠れているので、理由を知ったら納得するかもしれません(笑)
来年の干支は何だろう、そんな話を親子でしてみるのにぴったりな絵本です。
十二しのはじまり―お正月に読む絵本 (子供と読む行事の絵本)
rimos
小学生と保育園児の姉妹育児中のママ。金曜夜のビールが大好物。仕事も家事も時短命。
ライター紹介
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