現役美容師が教える！女の子の紐ヘアアレンジ

女の子の髪型って、みなさんどうしていますか？「娘の髪型をかわいくしたい！」と思ってもなかなか上手くいかないこともありますよね。そこで美容師さんに今、注目の紐ヘアアレンジを伝授いただきました。「不器用でも、簡単にパパッと仕上げられる、今っぽい髪型」をご紹介します。

子どもの髪と頭皮の特徴

はじめに、お子さんの髪と頭皮の特徴を確認していきましょう。

1. 髪が細く、弱い

髪は、毛髄質、毛皮質、キューティクルの3層から構造されてできているそうですが、子どもの髪は、芯となる毛髄質ができていないことが多いようです。

2. 大人より髪の本数が少ない
大人の髪は一般的に、一つの毛穴から２～３本くらい生えているそうですが、子どもは１本が多いようです。

3. 頭皮が薄い
パーマやカラーリングの薬液がすぐに浸透してしまうほど、地肌の厚みがないそうです。

セット力をアップさせる方法

1. 髪全体にクリームをなじませて、おくれ毛を防止する

ヘアアレンジをきれいに見せるためには、おくれ毛が出ないように工夫することがポイントとなります。

子どもの場合、市販のスプレーやワックスよりも、肌に優しい固めのハンドクリームや、自然由来のホホバオイル等を使うことをおすすめします。(ホホバオイルは無印良品で購入できます)
ハンドクリームやホホバオイルを使うことで、髪のまとまりを良くし、ママがセットしやすくなります。また、きれいな形を長時間キープしてくれるので、元気な女の子の強い味方です。

※クリームやオイルは、髪の毛の内側を中心に、しっかりなじませましょう。

2. 髪をまとめた上からクリームやオイルを再度塗る

おくれ毛を防ぐために、髪をまとめた上からや、ゴムで止めた後に、クリームやオイルで押さえるように塗りましょう。かっちりとしたイメージに仕上げたい時はハンドクリームを、ナチュラルに仕上げたい時はオイルなどで、ママの好みで使い分けてみてくださいね。

※クリームやオイルは、生え際からゴムの結び目に向かって塗りましょう。

紐ヘアアレンジ

＜用意するもの＞
・くし
・紐　または　ヘアゴム　
※今回は、セリアに売っている100センチのヘアゴムを80㎝に切って利用しました。お子さんの髪の長さに合わせて準備してください。

1. 髪の毛をゴムで一つに束ねます。

2. 三つ編みをしていき、最後にゴムで束ねます。

3. 三つ編みの結び終り部分(ゴムで束ねた部分)を片方の手で持って固定しながら、もう片方の手で三つ編みを一つずつかるく引っ張り、毛束を引き出してほぐしていきます。
※この”ゆるふわ”な状態で完成でもOKです！イマドキなアレンジは4以下でご紹介します。

4. 80センチのゴム(または紐)を、左右同じ長さにして結び目にかけます。

5. 結び目にかけたゴムを、クロスさせてクルンと一周し、結び目に巻き付けます。

6. そのまま、ゴムを三つ編み一つひとつにクロスさせていきながら、巻き付けていきます。このとき、クロスをゆるくせず、平行にゴムを引っ張ってクロスさせるような形で、しっかりめに巻き付けていきましょう。

7. 三つ編みの結び終わり部分までクロスしたら、リボン結びをしてしっかり固定しましょう。3と同様に、リボン結びした少し下の部分を片方の手で持って固定し、もう片方の手でゴムとゴムの間の髪の毛を、再度かるく引っ張ってほぐしていきます。

8. 最後に、形を整えて完成です！
ゴムとゴムの間の髪の毛に動きがあるほどクネクネ感が増して、遊び心あるヘアアレンジになります。

おわりに

いかがでしたか？　紐ヘアアレンジを見かけたことがあるものの、おしゃれさんがしているイメージで「ハードルが高そうだな～」と、なかなか挑戦できなかった方、やってみると意外と簡単ですよ。初めてでも、2〜3分くらいで仕上げることが出来ます。

紐の色や素材を変えてみるだけで、印象がずいぶん変わるので、これから色々と試してみたいと思います。親子コーデもとてもかわいいので、ぜひお子さんと一緒にママさんも試してみてくださいね。

オリーブ
30代主婦、8歳、6歳、3歳の3児を子育て中。時短・簡単・楽チンをモットーに、お金をかけずに楽しむことを模索中。