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2020.04.23
#子育て

子育て世帯向け 新型コロナウイルスに関する助成金について

家で過ごす母と子

新型コロナウイルスの影響で当たり前のことが徐々に制限されて、終わりの見えない毎日にこれから自分の生活はどうなるんだろう、と不安になる方も多いのではないでしょうか。

働きながらお子さんを育てている方向けに、お金の不安を和らげる情報についてご紹介します。

※申請時期によって状況が変わる可能性があります。 詳細については必ず確認の上、手続きを行ってください。
(4月23日時点の情報です。)

①児童手当をもらっている方は…

子ども一人当たり1万円の上乗せがある予定です。
政府または市区町村からの追加情報を確認してください。

申請:特に必要なし

②新型コロナウイルスの流行が原因で失業し、収入がなくなった方は…

(1)失業手当請求

 退職前2年間に雇用保険に加入している期間が通算12ヶ月以上ある方は今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響に関係なく請求できるものです。

給付額は基本手当×所定給付日数になります。受け取れる時期や、金額は過去の勤務状況で異なります。

申請先:ハローワーク

(2)一時的生活資金の緊急貸付

従来は住民税非課税であることなどの制限がありましたが、新型コロナ感染拡大の影響で要件が緩和されました。
二人以上世帯で最大60万上限を借りることができます。
保証人は必要なく、利子はありません。返済期限は最大2年間です。

申請先:市区町村 社会福祉協議会

(3)特別定額給付金(仮称)

令和2年4月20日、「新型コロナウイルス感染症経済対策」が閣議決定され、家計への支援として、特別定額給付金(仮称)が対象者1人につき10万円給付されます。

給付対象は、基準日(令和2年4月27日)時点で住民基本台帳に登録されている人です。

申請、給付の方法としては下記2通りあります。

①郵送申請方式:受給権者宛に郵送された申請書に振込先口座を記入し、各種確認書類の写しと一緒に返送する
②オンライン申請方式:振込先口座とその確認書類をアップロードする電子申請

ただし、②の申請方式に関しては、マイナンバーカード所持者のみが利用できることになっています。

申請期限は、郵送申請受付開始日から3か月となる予定となっています。

申請先:市区町村(受給および給付開始日は各市区町村にて決定予定)

③新型コロナウイルスの流行が原因で勤務先が休業し、減収した(在籍している) 方は…

(1)休業手当の支給

 勤務できる状態であっても、会社の命令で休まないといけない場合、給与として原則支給されます。 過去3ヶ月の給与から平均値の6割以上を該当日分休業手当として支給されます。
ただし、今回緊急事態宣言によって、会社側が開けたくても営業できない場合、支給できない、と言われる可能性も考えられます。

例 東日本大震災のように未曾有の大惨事の際、会社側の被害も大きい場合支給されなかった例がある

(2)一時的生活資金の緊急貸付

 失業の場合と異なり、上限が10万円となっていますが、小学校などの休業による減収の場合、緩和もあるようです。

申請先:市区町村 社会福祉協議会

(3)生活資金臨時給付金(仮称)

失業の際と同様です。

申請先:市区町村 (現段階では5月以降の申請受付予定)

④学校などが休校で仕事を休まざるを得なかった方は…

(1)コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金

●会社に勤めている保護者

企業側が年次有給休暇と別に同等の有給として支給する場合、一人当たり日額上限8330円を申請できます。ただし、中学生以上の休校は条件に当てはまりません。(障害があるお子さんをもつ保護者はその限りではない)

勤務している人と平等性が取れない。子育て世代だけずるい!などの不満の声も見られ、 企業によって対応が分かれます。

申請先:個人では申請の必要なし ※企業によって対応

●個人事業主

日額上限4100円の支給があります。ただし、個人で就業する場合であった場合、業務提携などで業務遂行に対して報酬が支払われている、発注者から一定の指定をうけているなど要件があります。

詳細は厚生労働省の助成金ページで確認してください。

※どちらも4月中旬に受付開始予定です

(2)学校給食費や保育料・学童の料金 一部返還 
※住んでいる都市による

 例:福岡市教育委員会では子ども会運営学童で、 緊急事態宣言を受けた4月9日~4月30日の間 自主休会が10日以上で利用料の一部返還することが決定されました。

月の基本利用料や延長保育料が該当です。

申請:特に必要なし

その他、市区町村により個人、中小事業主向けの貸付制度や県営市営住宅などの家賃支払い延期支援、などがあります。

今まで当たり前だった生活に戻したいとみんなが必死になって考えていて、ぎすぎすした話題も多いですが

清潔な水が出ること、停電にならないこと、携帯がつながること、食べ物や日用品が買えること。

病院が開いていて、感染の恐怖の中必死に戦ってくださっている人、清潔を保ってくれている人がいること。

働く人のために、子どもが見守ってもらえていること。

ここにはとても書ききれないですが、制限がある中でも今の生活が成り立っていることを、子育て中であるか、そうでないかに関係なく
誰に感謝されるわけでもなく働いてくれている人がいることに感謝したいです。

そういう方に向けた助成金が現状ではほとんどないことを少し悲しくも感じます。

一方で、仕事をしていなくて自分は役立っていないのではないか、と思う方は、不要な外出をせず感染を広げないことで、自分や家族が病院にかかるリスクを減らし、医療従事者の負担を減らす役に立っているんだ!と胸をはっていただきたいです。

この記事を読んで、もらえないもの、なくなったものを悲しむより、
これからどうするか、前向きになるヒントとなってくれることを願います。

出典元:

経済産業省ホームページ
(児童手当について 23ページ)
https://www5.cao.go.jp/keizai1/keizaitaisaku/2020/20200407_taisaku.pdf

厚生労働省ホームページ
(コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07_00002.html

社会福祉法人福岡市社会福祉協議会ホームページ ふくふくネット
(一時的な生活資金の特例貸付について)
http://www.fuku-shakyo.jp/jigyo/shikin/shikin-tokurei-yokoku%202.html

総務省ホームページ
( 特別定額給付金(仮称)について )
https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/gyoumukanri_sonota/covid-19/kyufukin.html

福岡市ホームページ
(給食費について)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kyoiku-iinkai/kenko_k/child/gakkoukyuusyokuhiseisan.html
(留守家庭子ども会について)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/k-ikusei/child/kinkyucorona.html

福岡県ホームページ
(その他支援について)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/coronavirus-shien.html

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