小さい子どもがいるなら、戸建て・集合住宅どちらが良い?!(賃貸選び編)
住居選びって、その時の生活環境によって何かとポイントが違ってきますよね。
自分の居心地のよい空間選びのために妥協できないポイントと、実際の物件との折り合いで妥協せざるを得ないポイント…どこまでは譲れて、どこまでは譲れないのか…かなり頭を抱えるところです。
そんな住居選び、独身時代や結婚しても旦那様と2人だけなら、自分の事情や好みを優先することができますが、こと子どもを設けてからは、自分のことよりも子どものことを考えた住居選びが必要だったりします。
小さいお子さんを抱えて転居先選びに迷われている方、または、お腹に赤ちゃんが居てこれから新居を考えている方に、私、3児の母でなおかつ引越し歴2桁にのぼる筆者が、お子さんがいる上での住居選びに関するポイントをご紹介します!
ちなみに、今回は賃貸住宅に関してご紹介して行きます。
筆者の好みの部分も多様に存在しますが(笑)、「こういう意見もあるんだな」という程度で参考にして頂けたら幸いです。
選ぶなら戸建て?集合住宅?
「小さい子どもがいるなら、騒音のことを考えて戸建てでしょう」
「お友達ができやすいだろうから、アパートやマンションの集合住宅が良いかな?」
この様な意見があると思います。
どちらが正解…とは断定できませんし、その地域によって賃料や立地も大きく異なりますので一概には言えませんが、戸建てには戸建ての、集合住宅には集合住宅のメリットがあります。
まずは、子育て目線で考える戸建てと集合住宅のメリットについて、着目してみましょう。
戸建て物件のメリット
筆者が考える、戸建て賃貸物件のメリットです。
- 隣や下の階への物音に気を配る必要が最小限ですむ
- 「自分の家」って感覚に、より近い
- お庭があったらバーベキューや花火など、ちょっとした季節を感じる家族ながらのイベントを手軽に楽しむことができる
戸建て物件の大きなメリットは「独立した家」であること。
子どもを持って、ご近所への配慮としてもっとも気にする点が「音」関係です。
乳児なら夜泣きが泣き止まない、幼児期なら大きな叫び声や走り回る音など、見えないだけに「音」に関する判断基準も人それぞれですので、余計に気を使います。
地域によっては隣同士の間隔が数メートルも無い住宅地もありますが、それでも壁1枚を隔てただけの集合住宅とは違い、騒音に関して気にする度合いは大きく変わってくるでしょう。
集合住宅のメリット
続いては、アパートやマンションと言った集合住宅を選択する場合のメリットについて、ご紹介します。
- 防犯上で同じ建物内に住民がいるという点は心強い
- 近隣住民とのコミュニケーションを取りやすいので、情報を収集しやすい
- 雪かきや周辺の清掃など、子連れで大変な作業を管理会社が担ってくれる
同じアパートやマンションに、自分の子どもと同じ年頃のお子さんを持つご家庭がいると、自分が知らない園や学校の情報をゲットしやすいという大きなメリットがあります。
ただ、相手が気の合わない人や子ども同士のトラブルが発生した場合には、なかなか離れることができない距離感に頭を抱えることもあるかもしれません。
適度な距離を保つことができるなら、最初の一歩となるコミュニケーションは取りやすいメリットがあります。
また、最後にあげた「子連れで大変な作業を管理会社が担ってくれる」という点については、その賃貸物件の管理会社によって異なります。
筆者が出会った物件の中では、雪かきやごみ置き場の清掃などは、戸建て物件は自分で行わなくてはいけませんが、マンションやアパートで管理会社が担当してくれるという物件が多かったため、ご紹介させて頂きました。
ここで言う「雪かき」ですが、北海道・北陸・信越地方とさまざまな降雪地区に住んできた筆者にとっては、かなり重要なポイントです。
雪の降らない地域の方にはピンとこないかもしれませんが、かなりの重労働で、筆者は秘かに『真冬のダイエットトレーニング』と呼んで、自分を奮い立たせています…。
翌朝起きてみたら一面の銀世界。雪国で、この状態ではしゃぐのは子ども達だけです。
親は子どもが自宅を出る前に、通学路に行きつくまでの通り道をなんとかしないといけない…と、まだ暗い朝の5時から雪かきをするなんてことも少なくありません。
しかも雪が降り続けている時は、掻いても掻いても積もっていくので、先程キレイにしたばかりの道を振り返るとすでに真っ白…なんて、泣きたくなってくる時も多々あります。こんな日は、1日3~4回は雪かきです。
ちなみに1回の雪かきに1時間前後要することも多いのです。
湿度が高い日は、雪はずっしりと重く、肩や二の腕はパンパンになります。雪はサラサラ・パウダースノーばかりではないのです。何回「自宅専用の除雪機が欲しい!」と思ったか、知れません。
その点、管理会社で共用部分や駐車場の雪かきをしてくれると、自宅玄関前だけ雪かきすればOKなど、かなりの労働力と時間の節約になるのです。
このようなメンテナンス、地域によって特性があると思いますが、その特性に添った対応をしてくれる管理会社はとてもありがたいものです。
子どもがいる賃貸物件の選び方【筆者の場合】
筆者自身、幼いころから今までに引っ越した回数は数え切れません。
母親になり、子ども連れで引越しをした回数も5~6回になります。この先も1~2回程度は、すでに引っ越す予定があります。
そんな子ども連れの筆者が賃貸物件を選ぶ際のポイントについても、ご紹介させて頂きます。
- 1階の物件
- 集合住宅なら角物件では無く、両隣がある真ん中物件
- 駐車場が玄関前
- 追い炊きができる
「1階の物件」については、やはりもっとも気になる騒音対策を考慮してのことです。
下の階の人への迷惑を考えて、子どもに常に『静かにしなさぁーい!!』と言い聞かせるより、1階の物件を選んだ方が自分の気持ちが楽…ということで、まず第一の条件としてあげています。
続いて「集合住宅なら両脇がある真ん中物件」についてです。
集合住宅であれば、角部屋の方を選びたいところですが、これは普段の生活で主人が不在がちの我が家では、女親である筆者が子ども達を守っていかなくてはいけないという点を考えてのことです。
両脇に住民がいることで、防犯面で多少の安心できる部分があります。
大人の視線が身近にどれだけあるか…によって、生まれる安心感から、筆者は真ん中物件を選ぶようにしています。
この点も含め、引っ越した際にはしっかり両隣・向かい側にはご挨拶を欠かさない、また普段の挨拶もしっかりするように努めています。
「駐車場が玄関前」については、どうしても子連れは荷物が多くなりがちです。
3人の子どもがいる我が家では、1回の食料の買出しだけでも結構な量になります。そのため、車から荷物を運び入れるのが簡単なように、駐車場の位置も重視しています。
最後にご紹介する「追い炊き機能」ですが、こちらはお風呂の追い炊きです。
子どもが小さいと、熱めのお風呂になかなか入れません。また、子どもの数が多いと、何人も入っているうちにお風呂はどんどんぬるくなっていきます。
そのために、追い炊き機能が無いとなかなか自分が「あぁ~、気持ちいい♪」という状態でお風呂を楽しむことができないため、筆者の物件選びポイントとして重視しています。
子どもと過ごす幸せ空間選び
引越し歴十数回の筆者が、賃貸物件選びのポイントをご紹介しました。
住宅選びのポイントは、本当にひとそれぞれだと思います。ですが、他の人の意見を聞いて「あぁ、なるほどね」と思う部分が出てくることもあるでしょう。
今回ご紹介した筆者の物件選びのポイントも、少しでも貴女の参考になれば、幸いです。
子どもと一緒にくつろぎながらステキな思い出を作っていける、そんなお家と巡り合えるといいですね。
白藤さつき
13年間正社員として勤務。お局街道まっしぐらと思いきや、予想外に結婚。はたまた予想外に3人の子を持つ子だくさん母となる。現在、肝っ玉母ちゃんライターとして活動中。
ライター紹介
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