#子育て
2歳児の偏食克服のためにやっている3つの試みとその効果
我が子は離乳食の時期から「偏食」で好きなものしか食べず、嫌いなものは床に投げつけるほどでした。そのため身長体重の伸びも良くなく、これまでにいろいろな試みを行ってきました。
定番の「嫌いなものをペースト状にして好きなものに混ぜる」「野菜を可愛い型でくり抜き見た目をよくする」ということも、今までやってきました。
今回は料理そのものの工夫ではなく「しつけ」という観点から、我が子に効果があったものを紹介します。
もちろん子どもそれぞれに個性や性格がありますから、効果が出ない場合もあるかもしれません。また紹介する試みは、明日から劇的に食べられるようになるといった技ではありませんし、すでに試みている方も多いかもしれません。
しかし私たち夫婦は、その当たり前のことができていませんでした。偏食で困っていて、何か裏ワザのようなものを探している方の力になれないかもしれませんが、根気強く向き合った結果、得られた効果を紹介しますので、終わりのない偏食と戦っているママパパの光になれれば幸いです。
偏食克服その1:言い聞かせる
「2歳児では、まず食事の時間が楽しいということを教えてあげましょう」検診の際に保健師さんや栄養士さんがおっしゃっていたことを受け、それまで強制的に食卓に座らせることはしていませんでした。
食事の用意ができたら、一応声はかけるけど食べないと言われたら、私と夫は先に食事をはじめ、食べたくなるのを待っていました。また嫌いなものを食卓に出した時も「食べたくない」と言われれば「まだ2歳だし、仕方ないか」と早々に諦めていた私たち夫婦。
しかしそれではダメだと気づき、ご飯の時間はみんなで席につくこと、嫌いなものもいっぱい食べて大きくなろうということを、言い聞かせるよう夫婦で決めました。
はじめこそ嫌がっていましたが、毎日楽しくみんなで食べようと声をかけることで、今では自分から進んで食卓に着くようになり、偏食の我が子としてはまず大きな一歩を踏み出せたと感じています。
偏食克服その2:好きなものと嫌いなもの一品ずつ食卓に並べる
2歳児は1歳の時と異なり、言い聞かせればある程度こちらの言っていることがわかる年齢になってきます。(イヤイヤ期がはじまる年齢ではあるので、一筋縄ではいきませんが……)
我が家では、食卓には我が子が食べられる好物、たとえばウインナーやベーコン、唐揚げなどと、野菜などの嫌いな食べ物を最低1品ずつ並べるようにしました。
最初は好きなものだけを食べ続けようとしていましたが、どちらも食べないといけないことを根気強く言い聞かせ、それでも食べない場合は好きなものが入ったお皿を下げます。
怒鳴る、大きな声で叱るということは極力さけ、私たち夫婦が率先して食べる様子を見せるなど、時間をかけて伝えると、今では「ぼくブロッコリーたべて、ベーコンもたべるよ」と自ら少しずつではありますが両方食べられるようになりました。
偏食克服その3:食べたらオーバーに褒める
これもまた夫婦で決めたことですが「食べられたときはオーバーに褒める」ということ。
満面の笑みで、頭を撫でながら「できたね!すごいね。お兄ちゃんになったね。」と褒め言葉を並べます。すると満更でもない感じで「まだたべられるよ!」とさらに食べるように。
私や夫はあまり褒められて育てられた記憶がなく、はじめこそ叱ることが多かったですが、たくさん褒めるよう意識するようになって、子どもの偏食克服も進んでいきました。
偏食克服に裏ワザはない
離乳食期からこれまで本当にたくさんの偏食克服法を試みてきました。お皿を可愛くする、食べる前に運動をさせる、盛り付けを工夫する……しかしどれも期待していた効果は得られませんでした。
ネット上にある「無理強いはしない」という言葉を「しつけしない」と捉え、食べることの大切さを教えられていませんでした。
根気がいりますし、イライラして優しく言えない日ももちろんあります。でも食べられなかったものを食べられるようになった姿を見ると、親子ともに頑張ってきてよかったと感じられます。
まだまだ食べられないものも多いですし、完全に克服したわけではありません。これからも根気強く(たまにイライラするけれど)取り組んでいきたいと考えています。
saki
男の子1児のママ。読書が趣味。好きな作家は有川浩さん。