在宅フリーランスで働くということ
フリーランスデザイナー/イラストレーターのカワムラです。
小学校1年生の長男と、年中の長女、夫と、4人暮らしをしています。
今年の4月にピカピカの一年生になった長男は、シャイでビビリながらも、保育園とは規模の違うキラキラな世界に飛び込んで毎日楽しんでいるようです。お友達の影響で現代版アニメゲゲゲの鬼太郎にハマり、夏休みの絵日記や自由研究、工作などのあらゆるものにゲゲゲの鬼太郎ばかりが登場している彼の作品を見ながら、苦笑いする母でもあります。
一方、年中の長女はちゃっかりお姉さん。自分が叱られていると助け舟を出してくれる優しい兄に対して、兄が叱られているときは親と一緒になって兄をしかる妹。恩を仇で返すとはこのことか...。キラキラふわふわな、“The可愛い”ものが大好きな彼女は登園中の自転車の後ろで揺られながら、アイドルになった気分で一人コンサートを開いています。結構な音量で(笑)
さて、私自身のお話は...。
出身は静岡県。大学で上京しました。4年間、遊んだり、山に登ったり、課題をやったり、バイトしたり。実家に帰ることもあまりせずに満喫。(今思うとなかなかの親不孝でしたね)卒業後1度目の転職でデザイン事務所に入社。しっかりとデザインの世界に飛び込んだのがこの時でした。デザインの基本的な部分、応用力、スピードなどの基礎を叩き込んでいただき、今の基盤ができたのだなと思います。毎日が夢中で、終電まで働く日々を苦痛に思う暇もなかったような気がします。その後結婚、妊娠出産を機に事務所を退職しました。
初めての出産。信じられないほど愛しい赤ちゃん。もちろん大変な日々ではあったけれども、幸せでした。
しかし、
誤魔化せない働きたい欲がありました。
共働きだった自分の両親を見て、働く母に憧れていたのだと思います。そして、“自分にはまだできるのではないか”という保証のない自信もありました。 子供も家族も愛おしいけれど、どっちが大事とか比べるのではなく、朝起きることやご飯を食べることと同じように“働くこと”がしたかったのだと思います。当たり前にしていたことが急にできなくなること、そのことに対しての不安に押しつぶされそうになっていました。
フリーランスとして働くことになるまでのこと
そこで向かったのがマザーズハローワーク。
ママ向けに求人を出している会社を紹介してくれるハローワークで、条件がママにとってありがたいものばかり。数社の面接を受け、その中で決まった会社は10~16時、土日祝日休みでの勤務を了諾してくれた会社でした。
その会社では産休育休までいただき2人目長女を出産。
仕事内容は、ECショップの運営や実店舗の商品販売管理、事務、そして多少のデザイン業務。さまざまな仕事をさせていただき、それまでデザインしかやってこなかった私にとって、社会を学ぶ本当にありがたい機会でもありました。 ただその中で、さまざまな人やモノに出会い刺激を受ける日々を過ごすおかげで、やはりデザインをやりたい。という思いがどんどん膨らみました。そんなわがままを聞き入れて下さった社長様は、週3日出社と残り2日フリーランスの両立を許してくれました。
両立を決意した頃のSNS投稿
“今月より、会社勤めとフリーの2本立てで働く事になりました。
子供たちと旦那さんに対して、自分が胸を張っていられるそんな働き方をしていこうと思います。”
そして、両立でフリーランスをし始めたこの頃に出会った大きな転機となるお仕事が、スタイルクリエイト様の「求人募集チラシ」のお仕事でした。
「子供はもちろんだけれども、とにかくママのために、ママが輝いて欲しいんです」
ご依頼を受けたその時、電話越しで熱く語られたスタイルクリエイトという会社のその信念を伺い、その時の私は心底しびれました。
思い通りにはいかない再就職や保活、子育てと自分って何?ということをぐるぐると考えていた日々の、悩みもがいた時のことを思い出して泣けました。
その時のチラシがこちらです。
自然と湧き出たコピーは、
“私も、もっとー さあ、これからだ。”
子供を抱く女性と、これからやってやろうという女性たちの門出を祝う気持ちで桜を咲かせました。
出産育児をきっかけに仕事を離れているけれどやっぱり社会に出たいと思うママの背中をぐいっと押してくれる仲間や制度があるこの会社に多くの女性が魅力を感じるに違いない。そう思いました。
そして私自身、程なくして2017年夏より完全にフリーランスとして独立して今に至ります。
フリーランスとして独立することは、このチラシをきっかけに出会った、それぞれの個性やスタイルを活かしながら働く同じ女性たちに出会えたことがとても大きなきっかけとなったと思っています。
次回は、実際にフリーランスがどのように働き、どのような時にやりがいや苦労を感じているか、私自身の経験をご紹介させていただきます。
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