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2022.04.27
#子育て

お金って何?子どもと楽しくお金と物の価値を学ぼう

キャッシュレス化が進むこのご時世、筆者も日々のお買い物に現金を使う場面が少なくなってきています。

年齢が上がり、お金に興味を持ちだした2歳、5歳、8歳の子どもたち。クレジットカード決済やスマホ決済でレジを済ますと、子どもに「お金を払わないの?」と言われたり、「ママ、お財布にお金が入ってないよ!」とチェックされたりします。

「お金を払って物を買う」という金銭感覚を子どもに学んでほしいと思ってはいたものの、現金をあまり使わない筆者の生活ではなかなかそれを子どもに伝えるのが難しいと感じていました。

今回は、我が家の子どもたちにお金の価値や物の価値を学んでほしいと願って筆者が取り組んでいる工夫を紹介します。

おままごとやお店屋さんごっこの中で

我が家の子どもたちはおままごとやお店屋さんごっこが大好きです。お料理を作ってお皿にのせて、「はいどうぞ!」と持ってきてくれた時、「いくらですか?」と聞くと、「1円です!」なんて答えが返ってきます。遊びの中でお金の感覚が身につくのが一番だと思い、100円ショップで見つけたおもちゃのお金セットを遊びの中で使ってもらうことにしました。

おもちゃのお金を使い古したお財布に入れて子どもたちに渡すと、大喜びの子どもたち。まずはお金の種類を説明し、お札の価値の順番を理解してもらいました。そして、お料理を作ったり、お店屋さんごっこで物を売ったりするときに、「○○円」というのを考えて提供してもらうようにしました。「○○円です!」と言われたら、その値段にした理由を聞くようにしています。

「大きいから。」「キラキラだから。」「たくさんあるから。」「好きだから。」「壊れているから。」など、子どもなりの値段付けのルールがあり、『物の価値』を遊びの中で考えられるようになりました。

親が遊ばない時でも、兄妹で物とおもちゃのお金のやり取りをして、それなりにお金の使い方を理解しているようです。

日々のお買い物の中で

スーパーマーケットでのお買い物は、子どもと一緒にお金や物の価値を勉強するのに格好の機会です。例えばソーセージを買うとき、同じ内容量でも“350円のA”と“300円のB”のソーセージを見せて、「どっちがいい?」と聞いてみます。

もし50円高いAを選んだら、「同じ量入っていて、Bの方が50円安いんだよー。その50円で何が買えるかな?」と投げかけて、お菓子コーナーに移動します。50円で買えるお菓子を見つけたら、「Bを選んだら、このお菓子が買えるよ!どうする?」というような会話をします。

もし安いBを選んだら、「同じ量入っていてAより50円安いのはなんでだと思う?」と聞いてみます。子どもにとっては難しい質問ですが、「作る時に失敗したから!」なんてかわいい答えや、「Aよりおいしくないから」といった現実的な答えが返ってくるときもあります。

おいしくて少し高いAと、味はまあまあで少し安いB、最終的に選ぶのは筆者だったりもしますが、買い物中の親子での会話が物の価値を考えるきっかけになってくれればいいなと思っています。

たまには特別なお買い物

我が家では、『500円チャレンジ』と呼んでいる子どもたちの楽しみがあります。

『500円チャレンジ』は、お店で「今日は500円自由に使っていいよ」というお買い物ゲームです。親は何も口出しせず、500円以内で子ども本人が食べたいお菓子を自由に選びます。

普段は食玩を敬遠する筆者ですが、この日だけは子どもが好きなものを選ぶので、普段買ってもらえない食玩は必ず選ばれています。たくさんのお菓子の中から悩みながら選ぶので、なかなか決まらなくてせかしたりもしますが、なるべく口出ししないように時間に余裕をもってお買い物をしています。お会計は、もちろん子ども一人ひとりで行います。500円ぴったりになることはなく、少し足りなかったりオーバーしたりもします。

同じ500円で楽しさを買うか、量を買うか、子どもにとっては悩ましいところです。長女はだいたい食玩やおもちゃ付きのお菓子に走り、2-3個で500円に到達してしまいますが、長男は数十円の駄菓子を含め10個で500円といったように、性格の差が表れます。

500円チャレンジを何度か繰り返すことで、だんだん子どもたちもどのタイプのお菓子を買うと自分が満足するのか、ということが分かってきていて、選ぶ時間も早くなってきています。『500円の価値』を子どもたちそれぞれで感じてくれていたらいいなと願っています。

さいごに

現金を使うことは少なくなってきたけれど、子どもたちに日々の生活の中でお金の価値を感じてもらうことは必要だと思っています。

お金の価値や物の価値を理解してくれたら、きっとおもちゃや食べ物をもっと大切に扱ってくれると信じて、お金の教育を続けていきたいです。

Richika
3人兄妹のママ。お料理大好き。怒らない子育てを目指して日々努力中。

ライター紹介

からふるMoms

からふるMoms

KaRaFuRuのママライターチームです。

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