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2020.10.29
#子育て

お七夜って?出産前に知っておきたい知識や準備

お七夜とは、赤ちゃんが生まれてから7日目に行う、生まれてきたことを祝う行事です。生まれた日を1日目と計算して7日目の夜に行うことから「お七夜」と呼ばれるようになりました。
昔は出産後すぐに命を落とす子どもが多かったことから、無事に7日目を迎えられた日に名前をつけ、親戚一同でお祝いをしたのだとか。その風習が現代にも残り、7日目を迎えた赤ちゃんを祝い、健やかな成長を願うのがお七夜です。

出産後すぐのお祝いなので、出産前に知っておくと余裕を持って準備することができます。お七夜ですること、気をつけたいことを簡単にまとめたので参考にしてください。

お七夜は何をするの?

親しい人を招いてお祝い膳を食べます。そこで赤ちゃんをお披露目し、赤ちゃんの名前も一緒に披露します。それが「命名式」。命名書に赤ちゃんの名前を書いて神棚や床の間に飾り、神様に赤ちゃんの誕生を報告します。この他に、赤ちゃんの手形や足形をとって思い出の記念にしても良いでしょう。

命名書や手形・足形キットは100円均一やネット通販で簡単に手に入るので、気に入ったデザインを選んでみてください。出産前に事前に購入しておくことをおすすめします。

最近はこんなおしゃれな命名書も。素敵ですよね。(出典:michika_129729)

7日目にしないとダメ?

必ず7日目に行わなければいけないことはありません。出産後すぐのためママの体調や赤ちゃんの様子によって、都合の良い時に行うと良いでしょう。里帰り出産しているママは里帰り後にパパと記念写真を撮るなど、家族で赤ちゃんの成長を祝う日をつくればOKです。

昔は親族などを招いて盛大にお祝いをしましたが、今は赤ちゃんとパパ・ママだけで行う人も多くなりました。地域の習わしや祖父母の意向を聞きながらお祝いの規模や方法を決めてくださいね。

お祝いをする場所や服装は?

ママや赤ちゃんの体調を考慮すればご自宅や実家が望ましいです。赤ちゃんは生まれて間もないので外出は控えた方が安心。

服装は記念写真を撮ることを考えて、赤ちゃんはベビードレスや蝶ネクタイ、着物など特別感のあるウエアを選びましょう。主役は赤ちゃんなので、パパとママは赤ちゃんに合わせた清潔感のある服装で十分です。もちろん親子で和装をバシッと着るのも素敵!結局は、夫婦で楽しく決めれば良いのです。

お七夜の食事はどんなものが良い?

祝い膳としてご馳走を用意しましょう。お祝いの席に欠かせない赤飯や尾頭付きの鯛、お刺身、お吸い物、紅白なますなど華やかな彩りになる食材があると良いですよね。

この他、人数分の懐石弁当や、みんなで楽しめるオードブルも人気。ママが手作りするのは負担が大きいので、仕出しや宅配を利用することを躊躇わないで。

出産前に準備しましょう

筆者自身は出産後7日目のお七夜当日にお七夜の存在を知りました(遅っ)。その時は、お七夜って何をするの?状態。調べていくうちに大切なイベントだと認識しましたが、時すでに遅し。里帰り中の実家でいつも通り普通のご飯を食べました…。唯一の救いは命名書を事前に購入していたこと。急いで息子の名前を書いて、それらしい記念写真を撮って、それらしい気分を味わったのです。

出産後は体調も不安定なうえに、出生届けなど届出するものが多くてバタバタしがち。筆者のように“もっと事前に調べて準備しておけば良かった”とならないように、皆さんはお気をつけくださいね。

むとう よしえ
コピーライターを経てフリーランスに。2020年1月に男の子を出産。里帰り後は、新天地・博多での暮らしがスタート。幼い子どもと楽しめる九州スポットを見つけたい。

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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