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【ローリングストックの基本】ポイントや子ども向けおすすめストックをご紹介!

災害に備えて非常食を備蓄しているご家庭は多いと思います。しかし、気がついたら賞味期限が切れていたり実際に食べてみたら口に合わなかったりしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、最近ではローリングストックという新しい備蓄の方法が注目を集めているそうです。
特に小さなお子さんがいるご家庭にはおすすめの備蓄方法なので、今回は農林水産省の資料や筆者の体験をもとに、ローリングストックのメリットやおすすめの備蓄食材をご紹介します。

ローリングストックとは?

ローリングストックとは、日頃からレトルト食品や缶詰、トイレットペーパーなどある程度日持ちする加工品や日用品を少し多めに備蓄し、日常生活で消費をしたらその分買い足しストック量を一定に保つ災害対策法です。

ローリングストックの主なメリットは、

  • 賞味期限切れのリスクが低い
  • 災害時に日常に近い食生活を送れる
  • 非常食と比べてコストが抑えられる

ということが挙げられます。

特に小さいお子さんや偏食のお子さんは、災害時といえど食べ慣れていない非常食を受け付けない可能性があります。

実際に筆者の友人家族が台風で避難所に避難した際、非常食が配られたものの子どもが一切食べなかったため、持ち込んだお菓子を食べさせて一夜を越したと言っていました。

食事はほっと一息つける瞬間でもあるので、日常に近い食生活を送れるというのは大人でも安心材料になりそうですね。

ローリングストックのポイント

備蓄するものや量の目安

備蓄する食料の量は最低でも3日分、できれば1週間分と言われています。最も重要な飲料水は、1人1日3リットルが目安なので3日分で9リットルです。食事はカップ麺、レトルトのご飯、肉や魚の缶詰、レトルトのおかず、甘味などをバランスよく備えましょう。

缶詰は調理済みでそのまま食べられるもの、缶切り不要のプルトップタイプのものがおすすめです。

お湯を沸かしたり食材を温めたりするためのカセットコンロやガスボンベといった熱源の買い置きも忘れずに備えておきましょう。

農林水産省 特集1 非常食(2)

先入れ先出し法でローリング

ローリングストック用の食材や備品を消費する際は、必ず賞味期限の短いものや先に買ったものから消費するのが基本。そうすることで、賞味期限切れや製品の劣化を防止できます。

備蓄品を補充する際は、以前から備蓄していたものを手に取りやすい手前に配置し、新しく用意したものを後ろに配置することで賞味・使用期限の管理がしやすくなります。

非常食もうまく活用する

家族が多い場合、必要な食料はかなりの量になります。それだけのストックを日々管理しながら活用するのは大変です。

食料の確保が困難なことを想定して作られた非常食は

  • 保存期間が長く管理がしやすい
  • 包装が最小限でコンパクト
  • 冷たくても美味しい
  • カロリーが高い

などのメリットがあるので、必要量の一部は非常食で補いクローゼットの中に長期保存をするというように保存場所や家族の好み、人数に合わせてうまく非常食と日常的に消費するストックを織り交ぜるといいかもしれませんね。

子どもがいる家庭におすすめの備蓄品

未就学児の子どもを持つ筆者が実際に備蓄しているローリングストック用の食料を紹介します。

レトルトカレー

忙しいママの味方であるレトルトカレーは、日頃から食べ慣れているお子さんも多いのではないでしょうか。ご飯と合わせるのはもちろん、うどんにかけたりパンに塗ったりとアレンジしやすく飽きにくいのも嬉しいポイントです。

フルーツの缶詰

フルーツの缶詰は日頃のおやつや朝ごはんなどで消費しやすく、賞味期限切れの心配が少ないです。

缶詰のフルーツでも生のフルーツと同様、ビタミンCや葉酸、ミネラルなどさまざまな栄養を摂取できます。

魚の缶詰

魚の缶詰は骨まで柔らかく魚の臭みも少ないので子どもでも食べやすいでしょう。 トマト煮、炊き込みご飯、パスタソース、魚バーグ、サラダなどアレンジしやすいので、無理なくローリングストックとして活用できますよ。

シリアル

火や水分を入れなくても美味しく食べられるシリアルは、とても優秀な非常食です。

歯が生えそろっていないお子さんにとっては「硬く食べ辛い」ということもあるかもしれません。そんなご家庭は常温保存が可能な豆乳を一緒にストックし、食べる前にふやかすと食べやすくなります。豆乳は、ココアやバナナなど飲みやすい味がたくさんあるので、お子さんのお好みの味をあらかじめ把握しておくといいですね。

ローリングストックで無理なく備蓄を

「非常食を備蓄しないといけない!」と構えると大変ですが、「日常的に使う加工品を少し多めにストックしておこう」と思えば今すぐにでも始められそうですよね。

特に小さなお子さんがいるご家庭は非常食の味や原材料なども気になると思うので、食べ慣れた安心安全な食材を多めにストックしうまく日常で消費することで、いざという時に焦らないのではないでしょうか。

藤永瞳
一男二女の子育てをしながらフリーライターとして働く兼業ママです。お菓子作り、ネットショッピング、お得情報、読書が大好きです!

ライター紹介

からふるMoms

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KaRaFuRuのママライターチームです。

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