「ごっこ遊び」子どもの想像力やコミュニケーション能力を育てる効果が！

「ごっこ遊び」は子どもの成長に不可欠な遊び

からふる保育園では、一年の大きなイベントとして各園でテーマを決めた「ごっこ遊び」が開催されました。
この日のために、前々の準備段階から子どもたちは先生と一緒になってお買い物に使う商品を楽しみながら制作しています。
当日を迎えるまでワクワクしながらとても楽しみにしていたようです。

からふる保育園の園長先生に「ごっこ遊び」を開催する「ねらい」や「目的」を教えていただきました。

・お店やさんでのやり取りを通して楽しみながら買い物の流れを知る。
・「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」などの会話を通して言葉でコミュニケーションをとる楽しさを味わう。
・沢山の商品の中から自分の好きな物を選ぶ楽しさをたっぷり味わう。

私は男の子の親として「ごっこ遊び」というものをそこまで意識していませんでしたが、子どもの成長のためには必要な遊びなのですね。

「ごっこ遊び」を通しての親の関わり方

先生の言葉から、「ごっこ遊び」は子どもの想像力を豊かにしてくれたり、言葉を覚えることや、社会性（順番やルール）や協調性（譲り合う）といったことを学んでいったりするために大切なものなんだとあらためて知りました。

そして一番のポイントとして、「子ども達が楽しむ」ことを先生達はとても大切にしています。

以前、担任の先生が言っていたことがとても印象的だったのですが、

「子どもたちは、自分からやりたいと感じたら、一つのことから自ら新たな発見をして創作し、沢山の広がりを作り出します。「ああしてみよう」「こうしてみよう」と先生からは言わず、子どもたちが「こうしてみたい！」「ああしてみたい！」と意欲的に取り組む気持ちを大切にしています。（もちろん危険なことは注意することが前提です。）だから先生たちは子どもたちの補助をするだけなんです。」と。

家でも、子どもが何かを始めようとした時に、親としてついつい手や言葉を出してしまいがちですが、観察してみる、そっと見守る、待ってみる、一緒になって楽しむなど、関わり方としても親として保育園の姿から学ぶことがありますね。

実際に行われた保育園での「ごっこ遊び」を紹介♪

からふる港保育園

子ども達が大好きな食べのもをズラリと並べたバイキング式の飲食店のようですね。

お財布と買い物袋を持って買い物へGO！

「これ下さい！」とお店の方にお金も上手に渡せました♪

好きな食べ物を上手にトングを使ってとります。
大好きなハンバーグいただきま〜す♪

タピオカ飲んでひと休み♪　笑

からふる六本松保育園

こちらの園では、子ども達が興味のあるお洋服屋さんやくつ屋さんにマラカス屋さんまで！

「どれにしようかな〜」かわいいお洋服がいっぱい！

くつ屋さんもある！おしゃれ〜っ

マラカス屋さん！「いらっしゃいませ〜」と元気よく呼び込んでいます♪

同じマークのお金だ！
子ども同士で、お客さんとお店やさんのやりとりもバッチリのようですね。

最後には果樹園も現れ、柿、りんご、栗、と秋ならではの果物を楽しそうに収穫したようです。みんな買い物カゴいっぱいに入っていました(^^)

からふる千早１号・２号保育園

こちらの園では、子ども達が大好きなアイスクリーム屋さんにこま屋さんにでんでん太鼓屋さんです！

笑顔でお出迎え♪
お店やさんスタイルがとっても可愛いですね〜。

お店も可愛くしっかり作り込んでいます！

早く来ないかな〜！お客さんを待っているようですね。

１号園の子ども達は、お隣の２号園へお客さんとして行き、その後は交代して２号園の子ども達はお隣の１号園へお客さんとして行きます。（1号園と2号園は隣り合っています）

お店やさん側は、お店やさんの衣装を着てお客さまとのやりとりをします。
本格的！

こちらも子ども同士でのやりとりがバッチリでした(^^)

お買い物って楽しいね♪

どの園の子ども達も、そのお店の人やお客さんになりきって「ごっこ遊び」に想像力を膨らませたっぷりと楽しんだようです。

そしてどの園も、見ての通り全てが手作りでリアルに作られており、また全員で行うことでより多くの子ども同士がコミュニケーションをとる事ができ、楽しさも倍増です。

お家ではなかなか経験出来ないことだと思います。

「ごっこ遊び」は、子どもにとって多くの大切な能力をぐんと伸ばしてくれるものなので、
お家でも親も一緒に参加して「ごっこ遊び」を楽しんであげたいものですね。