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2020.04.16
#子育て#福岡

「これ欲しい!買って買って!」おねだりする子どもへの対応

「これ買って!」の欲求にはルールを決めて応える

「買って買って」のおねだり攻撃はどう対処したらいいですか?

はいはい「買って買って」ですね、物欲ですね。
物欲はですね、また違うんです。

精神的な甘え欲求っていうのは、満たしてあげて甘やかしにならないんですけど物欲っていうのはある程度ルールが必要でしょう。

それを愛情と引き換えにしてしまったらちょっと残念かなって思います。
ルールを決めてもらったうえで与えるのは全然いいと思う。買ってあげても全然いいと思うんですけど。
だからと言ってずーっと欲しい物を買ってあげられるならいいんでしょうけどね。(笑)

なかなかそうもいきませんし、でもやっぱり我慢させたいこともあるでしょ?
子どもに与えたくないものだったりもありますよね。

その時に、事前にお約束していたら別ですけど、約束しないで言われたりとか、愛で満たしてほしい欲求不満を物で満たそうとしたりする場合もある。
「本当は欲しくないんだけど…」「どこまでママが許してくれるかな」と子どもが試している時もある。

ママも買ってあげたほうが楽だからといって、与えることで満たしてその場を収めることってありませんか?

甘やかしになるかならないかっていうのは塩梅が難しいですけどね。
気持ちの欲求なのか、物が欲しいという物欲的なものなのかっていうのをママが見極めて。

いつ与えるのかはご家庭によってもルールがありますよね。

例えば、帰り道にお菓子1個だけ買うお約束をしていた場合。
それはママとお約束したことだから守ってあげていいですけど、1個のはずが2個と言ってきた場合!(笑)

ちょっとルールで教えてあげたほうがいいですよね。
それを2個にしてしまうのは甘やかしになるかなと思いますよね。お互い決めていたルールを破ってしまうことになるので。

あと、予定外で「買って買って」が出た場合は「今日はこうやって約束してなかったよね」とある程度言える。

でも1、2歳の時ってそういうルールがちょっと分からなかったりするじゃないですか。
そうしたらママとすれば「あーあれ欲しいね、分かる分かる」「ママと今度一緒に見に行こうか」と言って、共感しつつもちょっとその場を離れちゃったりする!

実は抱きしめるだけで収まる場合もあります。物で寂しさを紛らわすこともよくあります。
すり替えてるんですよね。それで愛情を図れるかもって。子どもたちって賢いから。

昔はよく子どもがスーパーとかでひっくり返ってワーワー言ったりして、ママはどうしたらいいっていう光景がありましたね。(笑)

あれをされるとたまらなく恥ずかしい、困る〜と思うけれど、ルールに従って我慢させていいところはあるかもしれないですよね。

お腹が空いていてグズる場合もありますしね。
「あれほんと美味しそうだもんね、食べたいね」や「お昼ご飯食べていないからお家帰ってからご飯食べよう」と共感してあげる。

その時のタイミングもあります。
どこまで許すのか、さじ加減は難しいですが、物欲に関してはルールを決めるといいと思います。

ルールを決めたら根気強く伝えていきましょう。
叱るのではなく、子どもの気持ちに共感しつつも諭すように!!

「物が欲しい」わけではなく、心を満たしてほしいということもあるってこともママには知っていてほしいですね。

そういう場合もあるんですね。

そうなんです。「買って」と言いつつも実は欲しいものじゃないかもしれないですよね。

ゆき先生 プロフィール
幼児教育歴13年。常に子どもたちや働くママに寄り添いながら「待つ保育」をモットーに幼稚園や託児所、1歳児さんの親子教室を受け持つなど、あらゆる面からの幼児教育に関わる。
現在は「乳幼児期の子どもの幸せをもっと追求したい!!」とからふる保育園の園長として保育に携わっています。

ライター紹介

KaRaFuRu Webチーム

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