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2020.12.14
#子育て#福岡

ママも保育園も助かる!一時保育マッチングサービス「mitete(ミテテ)」

2018年から「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択され、本格的なスタートとなった、一時保育のマッチングサービス「mitete(ミテテ)」。

運営する株式会社miteteの吉谷さんと坂口さんに、マッチングサービスの内容や始まった背景、スタッフの方々の働き方などについてお伺いしました。

(写真左から) 坂口さん、吉谷さん

miteteのマッチングサービスとは?

用事で出かけなければならないが、子どもを預けられる人がいない。
美容室に行きたいけれど、子どもを一緒に連れて行くのが難しい。

そのようなママやパパが頼りにしているのが、単発的に子どもを預けることができる「一時保育」です。

従来は保護者が保育園に、預け先が見つかるまで一件一件電話でお問い合わせをしていました。

miteteに登録をしておくと、一時保育が必要になった際にmiteteが受け入れ可能な保育園探しを一括で行ってくれます。
(登録後、サービス利用前に面談あり。)

ユーザーは利用したい地域の地図を表示すると、miteteで利用可能な保育園が確認できます。
利用したい希望の保育園を選び、預ける時間帯などを入力して依頼ボタンを押すとリクエスト完了。

リクエスト後は、miteteからのマッチング結果(予約完了)の連絡が送られてきます。

miteteが始まったきっかけとは?

子どもの一時保育でお困りのママやパパにとても優しいmiteteのサービス。

マッチングサービス事業は福岡で展開されるより前に、東京で立ち上げとなったそうです。
福岡市の実証実験フルサポート事業として採択され、2018年8月から本格始動となりました。

女性の子育て負担軽減をしたいという想いから

miteteの共同創業者(現 取締役)の峰さんが、結婚する前から自身の「子育て」を想像したときに、出張などで忙しい自分が女性(妻)に子育ての負担をかけてしまうのではないかと感じ、「何か負担を軽減できる仕組みづくりができないだろうか」と考えたことがきっかけでした。

昔に比べると、おじいちゃんやおばあちゃんなど子どもを見てくれる人が身近にいないという家庭も多い現代。
「保育園の一時預かり」をもっと利用できないのかと実態を調べると、空いている保育園が見つかるまで電話して、そのたびに子どもの情報を何度も説明しなくてはならないことが分かりました。

この手間をシンプルにしてIT化することで「ちょっと見てて」もらえる社会が実現し、女性(妻)への育児負担も減るのではないかと考えて事業化に至りました。

福岡での事業展開

現在、福岡エリアのmitete営業メンバーは今回インタビューした吉谷さん、坂口さんを含めて4名。

子育て中のママスタッフが、miteteが社会の必要な仕組みになれるように尽力したいという想いを持って活躍されています。

吉谷さん「私も、家に入って子育てに7年間専念した時期がありましたが、ほぼワンオペ状態で社会との疎外感を感じることもあり本当に辛くて。もし私も当時miteteのようなサービスに出会っていたら、辛かった子育て生活がもう少し違っていたかもしれないと思っています。」

現在サービス対象は福岡市内の保育園となっていますが、今後は福岡市外の保育園でのサービス開始に向けて、宗像市や那珂川市などの市町村での営業活動も進められています。

miteteはどんな方が利用している?

今まで託児施設に預けた経験のない、未就学児をお持ちのお母さんのご利用が多いそう。

どうしたらいいか分からないと感じているお母さんにとって、預け先を探すことの最初のハードルは下がっているようです。

利用の用途に制限はないため、さまざまな理由でご利用されているようです。

  • ママやパパが病気になったとき
  • 兄弟児さんが病気になって、一緒に病院に連れていけないとき
  • 美容室に行きたいとき
  • 夫婦や友達と一緒の時間を過ごしたいとき
  • 社会復帰のための就職活動や学びの機会のとき

ユーザーはmiteteサイトの地図上で保育園探しができるので、福岡市外の方が遊びに来られるときにご利用いただくケースもあるとのこと。

吉谷さん「昔と比べると電話をかけ続けるようなアナログな作業がなくなり、webで手軽にできることで良い面と寂しい面と両方ありますが、時代背景に合わせて利便性が求められる世の中にこれからはなっていくのではないかと思います。
手軽な手段を取る一方で、子どもを預けるということは重要なのでコミュニケーションをとることをmiteteは大事にしています。マッチングが成立した後はユーザーと保育園側とできちんと連絡を取り合っていただいています。」

坂口さん「電話で探すとなると保育園の開園時間や、ママや子どもの生活リズムを気にしなければならないと思います。miteteだと子どもが寝ているときや夜中でも探せるので、その点は私も子育て経験者として便利だなと感じています。」

東京でのサービスも本格スタート

2020年8月より、東京都内でのマッチングサービスが始まりました。
約60園の提携保育施設の一時保育を利用できます(2020年11月現在)。

福岡では遠方から遊びに来た際に預けるなど、広い範囲で利用するユーザーも見られますが、東京では自宅付近や勤務先に近い園を利用する方が多い傾向があるそう。

坂口さん「福岡に比べると東京は車で移動する方が少ないからでしょうね。
東京は各駅、各地域が発展しているので自宅周辺で遊べたり用事を済ませられたりします。それで行動範囲が狭いというのは福岡のユーザーとの違いとしてあります。」

保育園の業務負担も軽減されている

サービス提携をしている保育園側から、miteteのサービスについてはどのようにとらえられているのでしょうか。

吉谷さん「今まで全てアナログで管理していたことがmiteteの管理画面上でデータとして履歴を残せて、電話をずっと気にしなければならない必要もないので、管理業務の負担が減っていると聞いています。その分、保育の時間に充てられるようになっているのは良かったなと感じます。」

保育施設は「人と人とのコミュニケーションの場」。
IT化できることは一部ではあるけれど、できるだけ業務を簡素化して保育士の先生たちが働きやすい環境を作ってあげたいという想いを聞くことができました。

吉谷さん「IT化に対応していくことは業務も減らすことになり便利ですが、保育園が独自でサービスを導入しようとすると時間も費用もかかります。miteteをIT導入の一歩としてもらえればいいなと思っています。」

子育て環境をより良くしていきたい

今後は、福岡市外でマッチングサービスのエリアを拡げていく他、福岡や東京以外の他府県でも実施できるようにしていきたいとのこと。

また、一時保育や見学保育というユーザーと保育園側をつなげることだけにとらわれず、「子育て環境を良くしていきたい」という考えに沿って仕組みを作っていきたいというビジョンを語っていただきました。

吉谷さん「子育て環境が良くなるには、保育の先生たちの働く環境が良くならないといけないと思うんです。働く環境が良くなれば園児にとってプラスになるし、親にとっても嬉しい。
保育園の先生たちに喜んでもらえる仕組みを作るところまでできれば、社会の課題に向き合えると思っています。」

miteteについて詳しい情報、登録はこちらから

https://mitete.jp

ライター紹介

KARAFURU 編集部

さく

鶏の唐揚げと焼き鳥とお酒が好きな、働く30代。気になったことはすぐにスマホで調べたがります。

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